サイボウズさんのインターンシップに参加しました!!!

先日、8/2〜8/6 の 5 日間で開催されたサイボウズさんのインターンシップに参加させていただきました。 参加させていただいたコースは、「Web サービス開発コース」です! すごく貴重な体験ができて、学びが多い充実した 5 日間でした。

目次

  • インターンシップの概要
  • 実際にやったこと
    • 練習問題
    • 仕様書の作成
    • モブプロ・スプリントレビュー見学
    • 新機能の実装
    • 青野社長とのランチ・社員の方との面談
    • 成果発表
  • やりきれなかったところ
  • まとめ

インターンシップの概要

先ほども述べた通り、私は「Web サービス開発コース」で参加させていただきました。内容は、kintone の新規機能のプロトタイプを開発する、でした。6 人のインターン生が 3 人ずつの 2 チームに分かれ、それぞれのチームで課題候補の中から自分たちで取り組む課題を選択しました。私たちのチームは、「kintone のスペース内のメンバー全員にメンション通知を送る機能」 の開発に取り組みました。なんと、もう一方のチームも同じ課題に決定しており、似たような取り組みになってしまうのでは... とチーム内で危惧していましたが、蓋を開けてみると全く違う実装をしていて、お互いに学ぶところが多くて、同じ課題に取り組んで良かったな!と個人的には思っています。開発は、サイボウズさんが普段から行っているモブプロで行いました。メンターさんが各チームに 2 人ずつついてくださり、1 日中 Zoom を繋ぎっぱなしなので、わからないことや困ったことはすぐに聞くことができる素晴らしい環境でした!!

実際にやったこと

練習問題

kintone の開発は初めてで、ソースコードを目にするのも初めてです。最初は、膨大なコードの量に圧倒されました。しかし、初日にメンターの方々が事前に用意してくださった練習問題を通して、kintone のソースコードに実際に触れました。まずは、インターン生それぞれで練習問題に取り組み、その後メンターの方に実際に解く過程を見せていただきながら解説をしていただきました。 その中で、私とは違うルート且つ圧倒的に速く答えに辿り着いていくのを目の当たりにして、凄いっ! と思いつつ、コードリーディングの進め方がかなり参考になりました。本当に学びにつながる部分が多いです!!!

仕様書の作成

実装する新機能に関する仕様書の作成をチームメンバーと協力して行いました。まずは、作成する前に座学で、仕様書の作成について学びました。作成するプロセスや意識する点、気をつけるべき点などを教えていただきました。 実際に、学んだ点を意識しながら仕様書の作成を進めたのですが、メンターの方に修正すべき点などを教えていただき、もっともっと経験を積みたいと思いました。どのような表現が誤解を生まないのか、今回の開発ではどこまで実装して、どこには手をつけないのか、など難しい点が多くありました。これは、仕様書を書いた経験の少なさももちろんですが、読んだ経験の少なさに起因しているところも多いと感じたので、これから機会があれば積極的に読んでいきたいです!

モブプロ・スプリントレビュー見学

5 日間の中で、サイボウズさんの実際の働いている雰囲気を掴むことができるイベントが数多くあり、その中でも業務に密着できたのがこのモブプロとスプリントレビューの見学です。モブプロの見学では、kintone のフロントエンドを React へ移行しているチームの実際の業務を見学させていただきました。この業務は、インターンシップの参加前から私自身気になっていた業務で、是非私も携わってみたいと思っていたところだったので、実際に雰囲気を見れてすごく良かったです。いくつか気になったところがあったので、ちょっとした合間にメンターの方に質問したり、kintone のスレッドで質問し、回答をいただいたりしました。実際に普段からモブプロを行っている方々から学ぶことが多くて、すぐに自分たちのチームにも取り入られるところが見つけられました。また、個人的には、React への移行の業務の解像度が上がったのもすごく嬉しかったです!!! また、スプリントレビュー見学では、それぞれのチームが一週間で行ってきた結果を報告しており、一週間で行う業務の規模感を知ることができました。また、様々な角度から kintone の開発に携わっているチームがあり、チーム全体で kintone を成長させていっている雰囲気を感じられたのが良かったです。また、報告の中で、多くの方がサイボウズさんの制度の一つの 「体験入部」 で多くの人が、違うチームの業務を体験している光景を目の当たりにしました。制度がただ作られているだけでは無く、実際に利用されているところに文化の浸透を感じ、本当に企業理念に共感した人たちが集まった、多様性溢れる良いチームだなぁと心の底から感じました。

新機能の実装

そして、一番時間をかけて取り組んだのがやはり新機能の実装です。私たちのチームは最初に述べた通り、「kintone のスペース内のメンバー全員にメンション通知を送る機能」 の開発に取り組みました。事前に座学で、kintone の開発のプロセスについて学び、そのプロセスの中の「開発」の部分を体験させていただきました。開発はモブプロで進めていきました。メンターの方に、「実際はポモドーロテクニックと併せてモブプロを行うことが多い」とアドバイスをいただき、我々も 25 分作業、5 分休憩の間隔で進めつつ、ドライバーを適宜交代しながら進めました。 最初は膨大なソースコードに圧倒され、レイヤーパターンを正しく把握できておらず、ドメイン知識もほとんど無く、ソースコードをただひたすら追いかけることで必死でした。しかし、ここでモブプロのありがたさを痛感しました!!わからない時、詰まったときにすぐに質問しあえる環境はとても良いなと思いました。普段、個人で開発していると、わからないことに遭遇した時に、無限に時間を溶かしてしまうことが多々あるのですが、お互いの知識を共有しあえる環境は効率がかなり良いなと思いました。また、このモブプロの良さを最大限に生かすためには、自分の思考や意識をしっかりと言語化することが大事だと感じました。そして、その言語化した内容をメンバーそれぞれが積極的に共有していき、メンバー間の認識を統一することがとても大事だと感じました。今、何をゴールとしているのか、他のメンバーが何を考えているからその発言をしているのか、がわからないと、チーム全体がどこに向かっているのかわからなくなる時がありました。そのため、言語化し共有する能力をしっかりと身につけておきたいと思いました。 ただ何より、最終的にしっかりと動くものを完成させることができて良かったです!!!その過程には、メンターの方や他のメンバーの多大なる協力がありました。本当にありがとうございました!!!!!!しっかりと、個人の技術力を磨いていきます!!

青野社長とのランチ・社員の方との面談

まずは、青野社長とのランチです。事前に kintone のアプリに青野社長に質問したいことを登録し、それらを順番に青野社長に質問させていただきました。私もお聞きしたかった内容を 3 つ登録し、実際に質問させていただきました。まず最初に感じたことは、 「今本当にサイボウズさんの社長と 1 対 1 で質問させていただいてるんですかっ!!」 という、うまく言葉にできない高揚感でした。社長と面談させていただける機会は滅多に無く、とても貴重な経験ができました。青野社長もとてもとても優しい方で、インターン生の私たちにも、すごく近い距離感で質問に答えてくださりました。事前に、人事の方に本当に気さくで優しい方だから、気構えなくて大丈夫と言っていただいていたのですが、予想以上に気さくで優しい方で、何を心配していたんだろう!と思いました。 また、他のインターン生の質問も、「確かにそれ気になる!」といったものが多くて、サイボウズさんについて詳しく知ることができました。 社員の方との面談では、事前に人事の方に、どのような社員の方と面談をしたいか、といった希望を聞いていただき、私が是非お話をお聞きしたかった経歴を持つ社員の方との面談をセッティングしていただきました。事前にお聞きしたい質問を用意していたのですが、お話を聞けば聞くほど、どんどん新しい聞きたいことが出てきて、時間ギリギリまでご質問させていただきました。面談を通して、私自身がサイボウズさんで働く上でのキャリアプランであったり、これから取り組んでいきたいこと、考えていきたいことが見えてきて、すごく充実した面談でした。本当にありがとうございました。

成果発表

最終日には、一週間で取り組んだ内容を発表しました。ここでは、同じ時期に開催されていたモバイルコースや生産性向上コースの方々も一緒に発表を行い、それぞれのコースで全く違った内容に取り組んでいて、聞くだけでもすごく楽しかったです!また、発表中に kintone のスレッドに実況スレッド が立って、参加者が各々いろいろな書き込みをしていました!オンラインでの発表で、どうしても他の方々の反応や表情が見れない中、リアルタイムでたくさんのコメントをいただけて、リアルの空間には私一人しかいないはずなのに、気づけば本当にみんなで一つの場所に集まって、発表をしている感覚を味わっていました!!!本当に凄かったです!!!私の書き込みにも多くの社員の方や他のインターン生がいいねを押してくださったり、コメントをくださったりと、チームワークの良さを身をもって体感しました! そして何より、無事成果を発表しきることができて良かったです!

やりきれなかったところ

いくつか、「もっとこうすれば...!!!」というところがあるので、それらも述べさせていただきます。

- テストコードまで実装したかった...!!!

私たちのチームは、機能の実装で手一杯で、テストコードまで作成できませんでしたが、もう一方のチームはテストまで作成していました。仕様書作成の段階で少しだけ、「テストコードどうしますか?」といった話の提案はさせていただいたのですが、余裕があれば...といった結論に至りました。この段階で、どれくらいテストコードの作成を重要視するか、どこまで実装できたらテストコードの作成に移るか、などの話し合いをしておけば、意識が変わって、テストまでやりきれたのかな...?と、思います。今後、このような機会があると、この部分を曖昧にせずに、具体的に話し合いをしていきたいです。

- モブプロをもっと試行錯誤したかった...!!!

インターンシップ中の開発は全てモブプロで行ったのですが、もっともっと試行錯誤しても良かったのでは、と感じています。初のモブプロでわからないことが多くて、自分の考えに自信が持てなかった、というのが原因です。4 日目の振り返りで、モブプロについて少し詳しくメンターの方に、自分の考えを交えながらご質問させていただきました。すると、私自身の考えが間違っていることはなく、むしろ正解は無いので、チームそれぞれで話し合って進め方は決めていくべきということがわかりました。なので、自信を持って、他のメンバーに提案して、色々な進め方を試したかった...と感じています。 今後、様々な場面でモブプロを導入していきたいと考えているので、その中で試行錯誤を繰り返して、それぞれのチームに適した進め方を見つけるためにも、自分の中での選択肢を増やしていきたいです。

まとめ

あっという間に過ぎていく 5 日間を感じながら走り抜けた一週間でした。 終わってみると、5 日間で得たとは思えない量のインプットを得ることができていました。それも、インターンシップ中に関わってくださった多くの方々のおかげです。本当にありがとうございました。 5 日間、本当に様々な場面で、色々な角度からサイボウズさんの文化や風土に触れることができ、また、多くの学びを得ることができました。 この得た学びを、しっかりと成長につなげていけるように、努力していきたいと思います。 改めて、インターンシップ中に私と関わり、支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました!!!!!!!!!!!

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ryounasso

I am a graduate student.